曽於市(そおし)は、鹿児島県本土の東部、大隅半島の北部に位置する市です。北部には大淀川源流の澄み切った川が流れ、肥沃な大地と共に大自然に溢れています。その自然を生かした農業や畜産が主な産業で、鹿児島県黒毛和牛の全国屈指の生産地として知られています。
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畜 産
animal husbandry
豊かな風土でこだわりを持った人々に育まれた畜産業は、黒毛和牛をはじめ、「黒牛」「黒豚」「黒ガモ」などが有名です。特に鹿児島県黒毛和牛はキメが細かくコクのある旨味が絶品です。脂っこくない上質な肉質は、各方面から“おいしい”と高い評価を得ています。
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新たな事業
new business
新たな事業として、南九州畜産獣医学拠点事業(SKLV)を開設。畜産が基幹産業である鹿児島県曽於市と鹿児島大学共同獣医学部が連携して、将来の畜産業・獣医療を担う人材の育成、新たな産業の創造・交流人口の増加を目指す事業を推し進めています。
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観 光
sightseeing
自然に恵まれた美しい森、澄み切った川、先人たちから受け継がれた貴重な文化財が市内に点在しています。また、「和牛日本一」を記念して作製された和牛モニュメントや大隅の国伝説の大巨人「弥五郎どん」の銅像など、たくさんの観光スポットが溢れています。
令和4年10月6日から鹿児島県で開催された「第12回全国和牛能力共進会」において、鹿児島黒毛和牛が全9部門中、6部門で1位を受賞しました。
また、曽於市内の県立曽於高校は、特別区で農林水産大臣賞を獲得し全国1位へ輝きました。
日本一の和牛生産地である鹿児島で育てられた鹿児島黒牛は、きめ細かい美しい霜降りならではのまろやかなコクと旨味が特徴です。
だいち
自然豊かな鹿児島県曽於市。安心・安全な黒毛和牛の子牛を、今日も元気に育てています!
アプリの活用により、牛を一元管理。地域に根ざした優秀な子牛を生産し、9か月で肥育農家へバトンタッチ。写真の子牛は生後3か月ほど。首輪についているICチップで判別され、子牛それぞれが適量のミルクを飲みながら元気に育ちます。
株式会社 だいち
〒899-8101
鹿児島県曽於市末吉町岩崎2160-6
☎︎099-482-2589
加治佐畜産
施設内で500頭以上の黒毛和牛を肥育されています。9か月くらいの子牛を競り市で購入してから、20か月くらいかけて育てます。今回取材させていただいた黒毛和牛は中期段階で肥育開始から約8が月。牛によって成長具合が全然違い、出荷するころには背中の筋肉がボディビルダーくらいムキムキになるとのこと。与える餌はトウモロコシがメインで太らせる用、それとは別に稲わらや牧草も一緒に食べさせます。餌やりしていると人懐っこい牛たちが寄ってきてたまに頭突きされるんですよーと加治佐さんは教えてくれました。
株式会社 加治佐畜産
〒899-8608
鹿児島県曽於市末吉町南之郷7279番地
☎︎0986-76-4045
ナンチク直売店&レストラン肉の蔵
ナンチクの直売店では、鹿児島黒牛・鹿児島黒豚はもちろん、新鮮で美味しいお肉・ハム加工品が店内にズラリ。月に一度の肉の日セールや週末特売セールなどお買い得イベントも開催!すぐ隣にある工場では、徹底した衛生管理体制のもと安全で安心な商品を製造しています。
また、レストラン「肉の蔵」では工場直送の新鮮なお肉を使ったメニューが評判で、分厚く切り分けられた和牛やホルモン・ウインナーが一皿で楽しめる人気の焼肉定食、サクッとジューシーな黒豚とんかつ定食、和牛を心ゆくまで楽しめる土日限定の和牛ロースステーキ定食と、大満足のメニュー展開となっています。
ナンチク直売店
通 常/9:30〜18:30
土・日/9:30〜17:30
株式会社 ナンチク
〒899-8606
鹿児島県曽於市末吉町深川61-2
☎︎0986-76-5487
レストラン肉の蔵
11:00〜14:00(ランチ限定)
定休日/水曜日(但し不定休有)
南九州畜産獣医学拠点
南九州畜産獣医学拠点(SKLV/スクラブ)とは、畜産が基幹産業である鹿児島県曽於市と鹿児島大学が連携して、旧鹿児島県立財部高校跡地を整備し、将来の畜産業・獣医療を担う人材の育成、新たな産業の創造・交流人口の増加を目指す事業の拠点として2024年に新しく開設された施設です。施設内は産業動物モデル飼育エリア、地方創生エリア、馬エリアの3エリアに分かれています。
馬エリアでは引退競走馬のセカンドキャリアの創出や、獣医学生の実習、馬とのふれあいや乗馬体験を通じたホースセラピー事業を実施しています。
南九州畜産獣医学拠点
〒899-4101
鹿児島県曽於市財部町南俣1343
☎︎0986-36-6087
悠久の森
〒899-4103
鹿児島県曽於市財部町下財部6473-1
☎︎0986-28-011(曽於市観光協会)
緑ときらめきの感動を与えてくれる森を子孫に引継ぎ、永久に残していく目的で「悠久の森」と名付けられた。今後永久に伐採せず、子孫に引き継ぐことが条例で定められているそう。森の中のせせらぎに沿って遊歩道があり、コース全長は往復で約7km。水の流れる音や鳥の声、やさしく差し込む木漏れ日等で、五感を通して自然を感じ癒される場所です。
桐原の滝
〒899-4103
鹿児島県曽於市財部町下財部6473-1近く
☎︎0986-28-0111(曽於市観光協会)
幅40メートル、落差12メートルの雄大な滝で、曽於八景のひとつです。流れ落ちる水の量が圧巻で、水しぶきや水の音がとても大きくて驚くほど。34万年前の加久藤噴火に由来する溶結凝灰岩が削られて形成されたものだそう。滝の前には小さな公園、キャンプ場もすぐ近くにあるので、お子様と行くにもオススメのスポットです。
溝ノ口洞穴
〒899-4103
鹿児島県曽於市財部町下財部4907付近
(入口から奥へ約1300m)
☎︎0986-76-8282(曽於市商工観光課)
霧島山系の湧き水が侵食し、数千年の長い年月をかけて作られたといわれる洞穴は、横13.8メートル、高さ8.6メートル、全身は224メートルまでは確認されているものの、全貌は明らかになっていない神秘的なパワースポット。毎年4月8日のお釈迦様の誕生日に近い日曜日に開催される「溝ノ口岩穴祭り」では、奴踊りや棒踊り、刀踊りが地元の小学校児童によって行われ、奉納されている。
道の駅 おおすみ
弥五郎伝説の里
〒899-8102
鹿児島県曽於市大隅町岩川6134番地1
☎︎099-482-5666
国道269号線沿いに広さ20ヘクタールという広大な敷地を誇る道の駅おおすみ弥五郎伝説の里には、伝説の大巨人「弥五郎どん」の高さ15mの銅像があります。弥五郎どんは大隅の守り神として、この地域一帯を正に見守っているかのように鎮座しています。広い敷地内には特産品販売所の農土家市、憩いの広場、芝生の広場、遊具コーナーのほか、弥五郎まつり館などが設置されています。
道の駅 すえよし
〒899-8606
鹿児島県曽於市末吉町深川11051番地1
☎︎0986-79-1900
都城市街地から国道10号を鹿児島方面へ15分の場所にある大きな和牛のモニュメントが目印の道の駅。この「日本一」巨大な和牛モニュメントは、全国和牛能力共進会で鹿児島県が総合で「日本一」に輝いたことを記念して設置されたそう。
敷地内にある「四季祭市場」では、地元農産物、精肉、加工品、花苗などの直売をしています。
道の駅 たからべ
(きらら館)
〒899-4101
鹿児島県曽於市財部南俣17-1
☎︎0986-28-5666
営業時間
9:00~17:00
店舗・売店
3月~10月:午前9時~午後6時
11月~2月:午前9時~午後5時
レストラン
午前11時~午後2時(午後1時30分ラストオーダー)
定休日 毎週水・木曜日
休館日
1月1・2日、4・7・10月の1日
◎営業時間は変わる可能性がありますので、直接対象店舗へお問い合わせください
道の駅たからべ(きらら館) は、鹿児島県の北東部に位置し、宮崎県都城市との県境に接した県道2号沿いにあります。平成23年4月17日にリニューアルオープンし、季節の新鮮野菜や各種加工品が並ぶ直売コーナー、黒豚料理がメインのランチが好評の「レストランきらら」など、道の駅たからべ(きらら館)にぜひお越しください。
お問い合わせ先
曽於市役所 商工観光課
(受付時間/平日9:00~17:00)
※土日祝、12月28日~1月3日を除く
keizai-01@city.soo.lg.jp
0986-76-8282