座談会メンバー
曽於高校<商業科>
<株式会社ナンチク>
コラボ商品

曽於市では畜産業が盛んな地域です。
ふるさと納税の返礼品では
牛肉や豚肉などが人気で、
リピーターの方からも多くの注文が入ります。
盛り上がりを見せる一方で、
畜産業も担い手不足が課題です。
市全体で畜産業を盛り上げようと、
地元企業のナンチクと曽於高等学校の生徒が
共同で商品開発に取り組みました。
このプロジェクトについて、
そお星人がお話を聞きました。

商業科ではどんなことを学ぶの?

どんなコラボ商品ができたんですか?
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岩元さん
2つ商品を販売しました。1つ目は「ゆず胡椒ウインナー」です。
ゆずポークの粗挽き肉をベースとして、曽於市特産品のゆずを使用したゆず胡椒の風味をつけました。ピリッとした風味がお肉の旨味を引き立てます。 -
田尻さん
2つ目は「曽於豚飯(そおとんめし)」です。
炊き込みご飯の素で、ゆずポークの粗挽き肉をベースに、九州産の野菜を入れました。お肉の旨味がごはんと相性抜群です。


商品開発で苦労したことや
楽しかったことは?
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学所さん
まずは実際の現場をみることからはじまりました。
工場を見学させてもらうことで
作り方がわかり、自分たちで開発するときにも考えやすくてよかったです。 -
岩元さん
試作品をつくってみて、不採用になったものもたくさんありました。
それでも諦めなかったのは、どうしても曽於市の未来を守りたいという
思いがあったからです。どうしたら特産品を上手に生かすことができるのか、地域のアピールにつながるのかを考えることに苦労しましたが、
楽しかったです。 -
岡留さん
私も曽於市出身で、曽於市が好きで地元の企業に就職したので、
高校生たちの世代がこうして考えてくれて
嬉しく思います。 -
中馬さん
地元の企業として、一緒に取り組むことで、そのままナンチクへの就職も考えてもらい、もっと地元を盛り上げられたらいいなと思いながら取り組みました。

それでも諦めなかったのは、「曽於市の未来を守りたい」という思いがあったからです。

店頭で販売してみてどうでしたか?
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学所さん
せっかく商品開発したので、たくさんの人に試食してもらって、買ってもらいたいと思って声掛けしました。また買った人が広めてくれたら曽於高校やナンチクのことを知ってもらえると思い、商品開発の背景や思いも伝えました。
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田尻さん
店頭販売が初めてだったので、声をかけるのも最初は緊張していました。みんなが頑張っている姿をみて、
私も勇気を持って声をかけました。
積極的に声をかけて、みんなで盛り上げて販売しました。 -
学所さん
ゆず胡椒があまり得意ではない人から「ウインナーだと食べやすくていいね!」というお声がありました。商品開発する私たちの中でもゆず胡椒が得意ではない人がいましたが、同じような感想をもって商品化できたので、実際にお客様からこうした声をいただけたことは頑張って良かったなと思いました

試食販売が好評でした。 曽於豚飯は、小さいお子さんも パクパク食べてくれて、 うれしかったです。
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田尻さん
お年寄りの方からも美味しいと言ってもらえました。
特産品をうまく活用することによって、
いろいろな世代がつながるいい経験になりました! -
岡留さん
近くで見ていましたが、
店内放送をつかうなど積極的に
すごく頑張ってくれていました。 -
中馬さん
商品開発はご一緒しましたが、店頭は立ち会えなかったので
高校生たちが思いをもって販売してくれたことに胸がいっぱいです。

プロジェクトを通じて、
一番印象に残っていることは?
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田尻さん
店頭販売が印象に残っています。
自分たちが考えた商品を通じて、
畜産の町である曽於市のPRに貢献できたなら、とてもうれしいことです。 -
岩元さん
商品開発は初めてで、
いろいろな人と関わって試行錯誤したことが貴重な経験になりました。 -
学所さん
売っている商品を買う側だったけど、作る側の経験をして、
見えない苦労を知りました。 -
中馬さん
最初、私たちには思いつかないような斬新なアイデアを80品くらい出してくれました。その中から選ぶのも大変でした。例えばですけど、「冷凍パイン角煮」というアイデアがあって、商品化まではいかなかったのですが、試作してみたらすごく美味しかったです。もし機会があれば今後も続けていけたらいいなと思いました。
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岡留さん
私は後半からの参加だったのですが、
多くのアイデアの中から商品化できたことがよかったです。

曽於高校の魅力は?
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田尻さん
みんなが明るくて元気です!5つの学科があり、個性豊かな人が多いので楽しいです。それぞれの学科の特徴を生かして、いろいろな検定に挑戦できることも魅力的です。例えば商業科なら簿記検定など様々な検定にチャレンジできます。
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学所さん
曽於高校は挨拶がすごいんです!
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岩元さん
5学科あるので、
いろんな考えの子がいて
戸惑いましたが、楽しい学校です。

地元は好きですか?
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学所さん
とても大好きです。
行政の支援だけではなく、地域の方々がみんな優しくて、
安心して生活できるとても住みやすいところです。 -
岡留さん
曽於市に就職して、地域のみなさんが温かくて仲が良いと感じました。
楽しく過ごしています! -
中馬さん
地元は曽於市ではないのですが、ナンチクに就職して、 曽於市もナンチクも大好きです。

元々3つの町が合併して 曽於市になったけど、 境目関係なく仲が良いです。 とても暮らしやすい町だと思います!食べ物がおいしいし、自然も豊かです!

ナンチクさんは
曽於高校と
コラボして
どうでしたか?
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中馬さん
高校生ならではの視点で
意見をいただけたのがよかったです。
実は白菜が有名だったこととかも生徒さんたちが調べてくれたことで、
私たちも知ることができました。

将来は
どんな道に
進みたいですか?
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田尻さん
接客業につきたいと思っています。
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岩元さん
医療関係につきたい。進学や就職で曽於市を離れるかもしれないけど、また曽於市に戻ってきて経験を生かして地域を盛り上げたいです。
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学所さん
子どもと医療にも携わる仕事
につきたいと思っています。地元で活躍したいです。

田尻さん
商業科ではパソコンを使って商品の仕訳をするなど、
簿記やビジネスの勉強をしています。
学所さん
その中で、商品開発も授業で取り組んでいて、
ナンチクさんとコラボする機会をいただきました。